2010年3月、虹の橋へと旅立ったビーグル犬『ケン』のお話し
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2010年2月28日(日)やれるだけのことを精一杯
2011年02月28日 (月) | 編集 |

これは、ケンの最後の闘いの記録です。

先の事はまだ考えたくない、つらい過去を思い出したくないという方はパスして下さいね。

また、コメント欄はしばらく閉じさせて頂きます。






2010年2月28日(日)





午前中、両親と私でケンを連れて病院へ。

吐き気止めや抗がん剤薬などが入った注射をしてもらい、先生から話を聞く。



そこで分かった新しい事実。

ケンの悪性リンパ腫は喉にも転移しているらしい。

今まで水を飲んだ後に、必ず半分むせたように咳をしていたのはそのせいか・・・。



食欲がないことを先生に相談すると、たんぱく質でなければ、
ごはんでも野菜でも食べさせて良いとのこと。

これならいろいろ試せるし、ケンが食べれる物を見つけることが出来るかもしれない。

とにかく食べなくちゃ、病気だって良くなるハズがないよね。




そして、昨日先生が提案してくれた、これからのこと。


先生からもう一つの提案があった。

「お父さんに皮下点滴の方法を教えるから、自宅で自分たちで点滴をするか」 と。

それならケンにとっても通院の負担がかからない。

私達は即座に決断し、先生にお願いした。


翌日の会社帰りに父が病院へ寄って、点滴の方法を教わることになった。






帰り道、私達はケンのこれからのことを話しながら帰ってきた。

まだ先のことではあろうけれど、必ずいつかは訪れる最期。

どんなことがあろうとも、安楽死はできない・・・それは全員が一致した。


ケンの一生を私達の手で止めるなんて絶対にできないよ。







帰宅後、外にシッコに出たケンを見ると、自分の足でしっかり歩いてた。

尻尾も久しぶりに上がってる。

少し身体が楽なのかな。



でも、お昼ご飯は相変わらず拒絶。


「私達の食べてるものなら、いつもみたいに食べたがるかもしれない。」

そう思った母は、自分のお皿からニンジンをひとかけら。

食べた!!


もうひとかけら。

よしっ!


じゃぁ、もう1回。

今度はプイッ。


ニンジンがもう嫌なら、キャベツは?

今度は私がキャベツをケンの口元へ。

よしっ!食べた!

でも、それも数回で食べなくなった。


お水は?

私は水の容器をケンの口元まで近付けた。

これも飲んでくれた。



食べ物を口にするってことは、少しでも元気になってるってコトだよね?

とても嬉しかった。

この調子で夜も食べようね。






夕方、ケンがまた吐くようなしぐさをした。

父と私で背中をさすったけれど、吐くことはなく治まった。

けれど、夕ご飯はやっぱり食べなかった。





夜、ケンに上手く水を飲ませてあげるにはどうしたら良いのか、みんなで考えた。

今日は1回だけ自分で飲むことができたけれど、身体を起こして飲むということは、
とてもケンの負担になると思ったんだ。


シリンジで飲ませる方法なんて知らなかった私達が考えたのは、スポイト。

閉店間際の薬局に駆け込んで購入。

小さいから量はあまり入らないけれど、ケンに無理をさせるよりはいいよね。






この日、いつまでも眠れないケンに付き合って、祖母はほとんど寝なかったらしい。








この頃から私の気持ちは、「当然元気になる」 というものから、
「まだまだ生きていてくれるはず」 というものに変わっていました。

諦めたわけじゃなく、少し現実に目を向けただけ。


でも、父から言われた 「ペット霊園を探してみてくれないか」 という言葉には、
どうしても従えませんでした。





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